前回、第3折り返し地点までの様子をご報告していましたが今回は折り返し後、残り約半分のゴールまで、の様子です。
(前回更新から2カ月経過してしまいました。この記事をいったいどこの誰が待っていると言うのか・・。一か月前に下書きまでいってそのままになってましたが、インスタでつながっている方から「いつもブログ見てます」と言われたことに気を良くし、更新する単純な自分です。
最近はもっぱらインスタのほうで日々の練習の様子をアップしてますので、一向にレベルアップしない私の一進一退が万が一気になるモノ好きな方がいらっしゃいましたらインスタで「小江戸ラン日誌」と検索してくださいまし！）
さて、前置きが長くなりましたが本題です。
後半は文字通り自分との戦いだ
折り返し後は、ひたすらまっすぐに進む埼玉の幹線道路をダラダラと進むコース。前半走った時よりもランナーがばらけてきて、応援もまばらになってくるため、自分自身とgarmin10J（腕時計）が示すペースダウンとのにらめっこが続きます。
照りつける日差しの中時計とのにらめっこが続く
ペースランナーを見失って諦めの気持ちが出てきたからか、ここまで4分50秒台をキープしていた1kmごとのタイムが5分台を刻み始めます。ただgarmin10Jの全行程ペースはこの時点でも4分58秒を示していたため、まだサブ3.5への道は閉ざされていないと信じていました。
今回は30kmの壁はない！？
日陰になり、下り坂となった30km付近の浦和大学横を通った際は、4分59秒を示しており、カラダの重さも感じなかったため、今回は30kmの壁はない！まだまだこれから！と自分を鼓舞して前に進みます。
徐々にペースが落ちてくる周りのランナー達を、追い越す展開が続きます。
さいたまスーパーアリーナか界王星か、明日はどっちだ！
ところが、新見沼大橋有料道路を抜けた付近から、ふたたび始まるアップダウン。まっすぐに続く道が遠目で見てもアップダウンの様子がわかる状態で目の前に飛び込んできた時の絶望感たるや。。イメージ的には、ドラゴンボールで悟空が界王星を目指して延々続く「蛇の道」を進んでる時の心持ちみたいな？？
気持ちは負けていないつもりでしたが、やはりこの光景を目の当たりにした時のダメージは大きいです。その後の行程も考え、カラダの調子は良くても腕振りをしっかりし、脚に負担がない走りを心がけてとにかく延々続く坂道との戦いを繰り返します。
新浦和橋はアホのサカタもびっくりなアホ坂ですよ（怒）
ようやく35km付近を過ぎ、最後のゼリー飲料と、アミノバイタルを胃袋に流し込むと、最後の最難関坂道との戦いが始まります。新浦和橋のアホみたいな坂道です。ここは、本当になぜこのコース設定にしたのかと恨めしくなるくらいの坂道です。（めちゃくちゃ急こう配！！）しかもこのタイミングで！
心の中で「アホアホ」言いながら進みます。※注）「坂」道と「坂」田をかけているわけではありません。あしからず。
歩を進めるのは意地とプライドのみだ！
坂道の最中給水所が設置されていて、たくさんのボランティア達がみなこんなおっさんのことも必死に応援してくれるのですが、いかんせん脚が重い。坂道はそんなに苦手意識ないのですが、35kmも過ぎて満身創痍な状態では、まったく太刀打ちできません。歩き始める人たちも続出していましたが、絶対に歩かない！と言うことだけは強く心に決めて腕振りをしっかりしてとにかく前に進みます。
この瞬間は、ボランティアの方々の応援に、訳のわからない苦渋な表情で応えるオッさんになっていたと思います。気持ち悪かったですよねゴメンナサイ。。
ようやく坂を登りきると下り坂。それまでは、なんとか5分台前半で踏ん張っていましたが、新浦和橋以降は完全に完全に心が打ち負けペースダウン。5分台後半を刻みながら意識も少し朦朧としながら、給水所だけを探して進んでいたように思います。その後2回の右折を経て埼大通りへ。
日本一長いケヤキ坂なんてこのタイミングでいらない
ここは日本一長いケヤキ並木ということらしいのですが、微妙に坂道なんです！もう坂道はないもんだと思ってた最後の最後で、ホント、やられました。両サイドに続く11月のケヤキ並木の景観はキレイだけど、全然楽しくない！
最後のスパートとはほど遠い、新浦和橋通過した時の次に遅いペースで5分45秒もかけてなんとか1kmを通過。左に曲がるとようやくゴールめがけてほぼ一直線となります。前回の板橋では、後半驚異の追い上げを見せましたが、今回は完全にノックアウト。
おばあちゃんの声援が唯一の心の支えに
沿道のおばあちゃんが4005番頑張れ！と声をかけていただいたのが唯一の救いに。とにかくこれ以上のペースダウンだけはしないよう、なんとか腕振りをしっかりして足を一歩一歩前へ。なんとなく前の方にさいたまスーパーアリーナらしき建物はみえるものの、残り2kmが本当にツライ・・。ただただ前を目指して進みました。
感動（？）の力無きゴール
そしてようやく最後の右折を経てゴールが目の前に！残りほんのわずかとわかっていてもラストスパートどころではなく、自分なりに力強く走るのが精いっぱい。結局ラスト3kmは5：28、5：37、5：25と5分ペースからは程遠いゆっくりペースのままゴールを駆け抜けた（？）のでありました。
写真撮影リベンジ
それでもゴール後、ボランティアスタッフの前では平静を装い、参加賞のタオルやメダルをかけてもらいました。歩き始めると疲労感は徐々に薄れ、せっかくのタオルやメダルを手に、ボランティアスタッフ女の子に写真をとってもらいました。
ただ、逆光だったのとビルの谷間の暗い場所だったので、二回ほど撮ってもらったのですが、結局あまり良く撮れず・・。お互い気まずい感じになってしまいました。
その後、さいたまスーパーアリーナ内に戻って荷物受取の前に、もう一度オトコの子のボランティアスタッフに写真撮影を依頼。場所も明るかったのと、流石はオトコの子。ばっちり明るい画をヨリとヒキで撮るサービスっぷり。
ゴール後の恒例行事
荷物を受け取り、アリーナの入り口付近へ。ランナー達が日差しを浴びながら寝っ転がったりストレッチをしたりと42kmの余韻にそれぞれ浸りながら思い思いの時間を過ごしていました。自分もそこに陣取り、、と思ったらその瞬間超絶に足が攣り・・。けれどこんなところで醜態をさらすわけにもいかず、ランナーとしての意地とプライドでなんとかしました。
走ってる最中は攣らないんですけどゴール後に必ず足攣るんですよね。こういうのも練習不足が原因だったりするのだろうか・・。誰か原因をおせーてください！
ゴール後のお楽しみといえばビール！ビール!ビール！
その後、足攣りもなんとか終息し、SNS用に写真を撮ったりしながら、着替えを終え、一緒に参加した会社のラン仲間の様子も気になるものの家族には早く帰ると約束してしまった以上、やむを得ずその場を後に。
一応、けやき広場の様子を見に行くとなにやら楽しげな雰囲気。
思わず（確信犯ですが）餃子ビールを購入し、ゴール後のご褒ビールを。
ランナーは一度会ったら友達！みな兄弟！
この瞬間がほんと至福なんですよね。おもむろにビールと餃子を胃袋に流し込んでいると隣で飲んでいた男性の方が、「ランナーの方ですか？」と声をかけていただきました。「この時間にゴールしているということは、サブ4ですか？どれくらいのタイムだったんですか？」と、とても興味しんしんに聞いていただけ、サブ3.5は達成できなかったものの3時間38分であったことを告げると「すごいですねー」といたく感心していただけました。
そう言われるとワタクシの自尊心はくすぐられてしまうのであります。詳しく話を聞いていると、その方もランナーの方で今回はさいたま国際を観戦に来ており、自身のレースではなかなかサブ4を切れずにいるとのこと。次は12月アタマの湘南国際マラソンに出場されるようで、短い時間ではありましたらラン談義に花が咲いたのであります。
川内優輝選手との握手！
なんだかこういう出会いって嬉しいですよね！そして、出会いと言えば、話している最中にその方が急に歩いてきた方に握手を求めたので誰かと思ったら、あの市民ランナーの星、川内優輝選手ではありませんか！
思わず自分も便乗して「頑張ってください」とよくわからないコメントとともに握手を求めてしまいました。てかお前ががんばれって感じですが・・。いやー感動しましたね。自分一人では絶対握手できなかった。その方の行動力に感謝です。
さすがに疲れたか電車を乗り間違える
そんなこんなで感動もつかの間、ビールを飲み終えたらとっとと帰宅です。帰りの電車で始めたばかりのインスタグラムに写真なぞアップしていると、いつまでたっても大宮につかない。むしろ都内に向かっていることが判明します。
どうやらフルの疲れなのか酔いが原因かわかりませんが、電車を乗り間違えた様子。アホですね。そうしてようやく地元駅に到着し、ラーメンを食べてカロリーを補給し家路についたのでした。
サブ3.5達成できなかったことより悲しかったこと
帰宅後、地元テレ玉で放送していたゴール地点の様子をひたすら放送する番組を録画していたので、自分の様子を見つけて家族にみせたものの、ものの見事にほぼ無反応という、がんばりが報われない結果に、サブ3.5できなかったことより悲しい日曜の夕方となってしまったのでありました。
ということでようやくさいたま国際のレポートも今回で終わりです。次は板橋シティマラソン。前回初のフルを走った大会です。時間があるからと思って油断していたら、あっとゆーまに二週間切ってます。またもやサブ3.5できなさそうな気が・・。気を引き締め直して頑張ります。
ということで、でわでわー！