板橋Cityマラソン2017レポ3 折り返し~30㎞篇

こんにちは。小江戸ランナーです。前回から間隔をあけずに更新です!

(というか文章は書いてあるけどアップしてなかったというだけなのです)

前回、折り返しまでの快調な様子をお伝えしていましたが、それには理由があった、というCMマタギ的な壮大な期待を持たせるTo Be Continued.がありましたが、大体そういうときってたいしたことないんですよね。

衝撃の結末とは!とか言って結局次週に持ち越す的な。まだ一週間後ならかわいいもんですけどね。このサイトは前回2か月放置してましたから、とんでもない待ちぼうけを食らわせてしまったわけですハイ。

ということで前置きが相変わらず長いですが、折り返し以降の様子をレポートしてまいりましょう。

板橋City名物強風が吹きつける!

後半に立ちはだかる大きな壁、それは、折り返し直後に真正面から吹き付けてくる板橋Cityマラソン名物の風!でした。

なーんだ、風か、と思うかもしれませんがこの「風」が地味にランナーたちの心と体をむしばんでいくのです。なめてかかったらあかんぜよと岩下志麻に言われてしまいますよ。

前半は追い風だったんでしょうかね。どおりでスイスイ行く感じがしたのだと合点がいきました。折り返し時点でGarmin for atherete10j(GPSウォッチ)の全行程平均ペースは4:55の表示。このままのペースを守ればサブ3.5は確実です。ただし、前半のペースが追い風参考(?)だとするならば後半のここからの崩れ方は如何程か。。

ない頭を必死にひねってここからのレースプランを考えます。そうして出てきた答えは、、

なるようになるさケセラセラ

ない頭ひねっても出てこないもんは出てこない!このあと、フルのメーンイベント、「30kmの壁」と「35kmの壁」は否応なくやってきます。

どうあがいたって崩れるもんは崩れるし、どこまで脚が持つかもわからない。ならば、このままの巡航ペースを保ったままとにかく前へ進むしかない、といった感じでしょうか。

風除けがわりのオニイサン

具体的には風をまともに受けないよう、イイ感じのペースで進む体の大きい人を見つけてぴたりと後ろにつきました。自分よりだいぶ若そうな鮮度抜群のオニイサンです。まだまだ体力はありそうで、周りをぐいぐい抜かして走っていきます。

風よけの効果があったかどうかはわかりませんが(勝手にかぜよけがわりにしたくせに!)、折り返し以降、その方についていけたことで、ペースメーカー替わりとなってラクに進むことができたようにも思います。今更ながら本当にありがとう!

ペースメーカーがいると楽に走れる

時計を見過ぎると、自分の調子や体力とリンクせずに無駄なペースの上げ下げをしてしまう可能性がありますが、ケセラセラの精神で彼の後ろをついて行ったことによって、折り返し以降の10kmほどの距離をとても上手にやり過ごせたように思います。

今回の神ワード「30㎞まではただの移動」

そして、中間地点以降、突然神のお告げのごとくアタマの中に降って湧いて出てきたワードがあります。それは「30kmまではただの移動」という言葉。よくマラソンレースとかでは言われる言葉ですよね。30km以降の勝負でレースの勝ち負けが決まると。

自分はトップランナーではありませんし、優勝争いをしていたわけではありませんが、サブ3.5を目指した自分との勝負と言う意味では今回のレースの勝負所は30km以降にあると思っていました。

30km以降、脚が持つのか。持ったとしてペースの落ち込みをどこまで最小限に抑えられるか、これがサブ3.5の成否を分けるポイントであろうと踏んでいたのです。そのためには30kmまでの行程で無駄な精神力や体力を使うわけにはいかんのですよ。

応援はチカラになる

さて、そんな神ワードをイメージしながらケセラセラの精神で心のペースランナーを追いかけていた頃、一気にペースアップする出来事が・・。それは、突然に訪れました。背後から聞こえる聞き覚えのある声と誰かが自分を呼んでいる。。

振り返ると、会社のラン仲間が!

13,4km地点にいるかも、と事前に聞いていたので、来れなかったのかなーと忘れかけていたタイミングでのこの応援は本当にうれしかったです。20km以降5分弱のペースで進んでいますが、この応援があった22kmの平井大橋付近では、4:43のLAPを刻んでいます。

IMG_5576 (1)

黄色いのが自分です

自分て単純だなー。1kmごとに自分のことを応援してくれる人がいたら、もう10分くらいPB更新できるのではなかろうか・・。

さて、そんな嬉しい出来事があったのち、再び無心のケセラセラモード。合言葉は「30kmまではただの移動」です。このあたり、さすがに前半のペースより落ちてきています。それでも、心のペースランナーの若い彼とともに、基本的には追い抜き基調。まだまだ体力は十分にあります。脚も大丈夫、呼吸は全く苦しくありません。

30㎞の壁を乗り越える秘密兵器「トップスピード」

そして、ココで取り出したるは、かの有名な「トップスピード

topspeed_product

http://www.topspeed-pf.co.jp/introduction/index.htmlより

1週間前の名古屋ウィメンズで、会社のラン仲間二人がそれぞれ30分と1時間のPB更新を果たした際に、最も効果的だったと太鼓判を押された「あの!」補給食です。ラン仲間から勧められた当初は、一個当たり600円以上するので、半信半疑だった自分はとりあえず1個購入しました。

サブ3.5の壺

その後、絶対2個あったほうがいい、摂取せずにサブ3.5達成できなかったら絶対後悔する、という謎のセールス(脅迫?)を受け、最終的にぽちっとしてしまった自分。時を同じくして、勧められたtabio(5本指ソックス)と、flipbelt(小物入れ)も購入し、その人から勧められて「サブ3.5達成できるよ」と言われたら、壷でも買ってしまいそうな勢いだなと思ったものです。

sub3.5notsubo

そんな、魔法の壷・・じゃなかった「トップスピード」をパンツのポケットから取り出し、あけるのに失敗して少しこぼしてしまったものの、すぐに全量摂取。

事前に聞いていたイメージが強すぎて期待過多になってしまった部分もあったため、結局そのタイミングで何か劇的にシャキッとしたとか、動きがよくなったと言うことはなかったのですが、なんとなく、「このあとも行ける!」という無駄な自信につながったことはたしかです。

さてさて、そんなこんなで折り返しからのLAPを振り返ってみましょう。21kmから30kmまでの10㎞のLAPが以下の通り。

4:55-4:43-4:55-4:55-4:58

4:56-4:57-5:03-5:01-5:07

明らかに30kmに近付くにつれて徐々にペースが落ち始めています。手元のGarminの表示も4:55を表示し続けていましたが、この辺りから少しずつ後退気味に。残り12km弱を残して落ち込み幅をどこまで最小限に抑えられるか。じりじりと自分の中での葛藤が始まります。

2度目の「トップスピード」で壁回避?

30kmを過ぎたあたりで、もう一度トップスピードを摂取。また、30km過ぎたあたりから、Garminの表示が4:56と下がり始めたため(全行程ペース)サブ3.5達成のため必須となる4:58ペースを守り切るには余裕はあと2秒の幅に。(切り札効果どこ行った!)

自分ではペース落としてるつもりはありませんが、ペースが下がってきている以上、このままではいけないとあせり始めます。幸いにして、30kmの壁はない模様。(切り札効果あったかも!)もちろん風は強いし、徐々に脚に不安を感じ始めていたものの特に大きな心配はない状態。

別れの時は突然に

ただ、そうなってくると、ここまでの区間全幅の信頼を寄せていた、若き心のペースランナー君のペースでは物足りなくなってきます。彼も、しきりに自分が付けている時計を見ているようでしたが、(彼も彼の中の目標に向かって突き進んでいたんだと思います)いよいよ、別れの時。

ここまでの行程を本当に楽に走らせてくれた彼に心の中でお礼を言いつつ、スッと前へ。彼から卒業して、ペースランナー無での一人旅にいざ出発です。(この辺り、心の中では名古屋ウィメンズでペースランナーが外れた後のキルワもしくは安藤の心持ち)

ということで脳内妄想が止まりませんが、今回はこのあたりで。

次回、いよいよ一人旅~ゴール篇です。

でわでわ!

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