リオオリンピック女子マラソン今夜9:30スタート!
おはようございます。3日連続で走ってロードバイクにも乗ったりしてお盆に入ってようやくエンジンかかってきたものの、若干筋肉痛気味の小江戸ランナーです。
さて、地球の裏側ではリオオリンピックが大変盛り上がっていますね!日本選手の活躍に、昼夜逆転気味な日々が続いております。
そんなリオオリンピックの競技中でも本ブログをご覧の皆さまが最も注目されている競技といえば、そう「マラソン」でしょう。
ついに今晩21時半~女子マラソンがスタートします。
日本でも、比較的観戦しやすい時間ですので要注目、見逃せません。
日程
■8月14日(日)21時30分~ ※日本時間
■TBS系列で8月14日(日)19時~ 放送予定
※録画で翌15日(月)13時~ の放送もアリ
出場選手
伊藤舞選手
2015年8月、酷暑のなか開催された世界陸上北京大会女子マラソンに出走。名古屋ウィメンズでの活躍で期待された前田彩里選手らがマーレ・ディババ選手のラストスパートについていけないなか、ゴールまで粘って日本女子トップの7位入賞を果たし、代表権を獲得。(2時間29分48秒)
最も早く代表入り決定していたため、日本選手の中では唯一リオオリンピック本大会のコースを試走している点や、マラソン競技では最も大切となる大会までのピーキングという意味では長い期間をかけてしっかりと調整できてきた、という部分で有利であるといえます。
※ちなみに今回のマラソンコースは35㎞地点~ゴールの最も勝負の分かれ目となる区間が「ファヴェーラ」という犯罪多発地域と重なっており、多くの選手が試走できないまま本大会を迎えます。
福士加代子選手
今回のリオオリンピック出場日本人マラソン選手の中で最もベテランです。
初マラソンとなる2008年大阪国際女子マラソンで30㎞以降の大失速を招いた後、紆余曲折ありながら2013年には同大会で初優勝。北京五輪、ロンドン五輪ではその切符を手中にできなかったものの、今回のリオオリンピックに向けて、同じく大阪国際女子マラソンに出場。2時間22分17秒(マラソン日本女子歴代7位)で優勝し、話題となった「リオ決定だべえ」の言葉を残しました。
しかし、その後の選考はすんなりと決定とはいかず、名古屋ウィメンズの結果を待つ形に。しびれを切らした福士サイドは名古屋ウィメンズへの参加を示唆するなど、各所から賛否両論出る中、ようやく出場を勝ち取りました。
直前(16年6月)の函館マラソン・ハーフの部に出場予定でしたが、欠場となり、疲労骨折の影響が本大会にどう出るか、も注目です。
田中智美選手
(代表選考の顛末も詳細に書いています)
4月下旬からはアメリカコロラド州ボールダー(標高2500m)にて山下佐知子監督と超高地でのトレーニングを行い調整を重ねてきました。
今回のオリンピックに関連するTV番組で、日本におけるマラソン界の重鎮、瀬古利彦さんが、田中選手が最もよい調整ができている、とも語っており自分も一番応援している選手です。
ちなみに、瀬古さんが最も重要視する選手たちの調整法や、「本大会までに40㎞走を何回行ったか」であったりするので、この発言ももしかしたらそういった経緯があったのかもしれません。だとすると走りこみすぎによる影響が逆に不安ですが・・。
その他の有力選手
・ディババ(エチオピア)※自己ベスト2時間19分52秒
・キプロフ(ケニア)※自己ベスト2時間21分27秒
・キルワ(バーレーン)※自己ベスト2時間21分41秒
ディババは、前述の伊藤舞選手代表内定した際の15年世界選手権優勝実績を持つ強力な選手です。キプロフは16年東京マラソン優勝、キルワは15年、16年の名古屋ウィメンズを連覇している選手です。
日本にもなじみのある選手たちが出場していますので、是非注目してみてください。
コース
スタートとゴールはマラカナン地区にある、リオのサンバカーニバル会場である「サンボドロモ」という場所。マラカナン地区東部海岸沿いを南北に3周ほど「周回」するコースを含みますので、走る選手からすると少し単調かもしれません。五輪マラソンでよくある、観戦時に開催地の名所を楽しむようなことは難しそうですので、観戦する立場からしても少し退屈かもしれませんね。
周回コースは海沿いのコースですので、風の影響も気になるところ。
また、カーブが多いコースということで、カーブ直後にギアチェンジをし、後続の選手を引き離すようなレース展開がみられるかもしれません。
現地の季節は「秋」ですので、北京の世界選手権のときのように「暑さ」を気にする必要はなさそうです。
アップダウンはそこまで多くなく全体的に平坦な道のりということですので、レースの中でどこでスパートをかけるか、その駆け引きに注目したいところです。(周回コースが終わる30km過ぎが勝負の分かれ目になるとの予測が多数です)
ということで、3選手とも是非最後まであきらめずメダル争いに食い込んでほしいものです。がんばれ日本!!
でわでわー!