ダイエット目的のランニング？
ランニングだけでは痩せない
今回は是非この言葉の顔と名前だけでも覚えて帰っていただきたいと思います。
自分がランニングを始めたばかりの頃、モチベーションアップのための情報が欲しく、いろいろな雑誌（Tarzanとか）を読みあさっては続ける理由になりそうなメリットを探す日々が続きました。
そこで、会社の先輩で朝ランを続けている方がいたため、思い切ってある日聞いてみました。
自分
「ランニングを続けていて良いことって何ですか？たとえば痩せたとか、体重減ったとか、スリムになったとかないですか？」
センパイ
「はっきりいってランニングだけじゃ痩せないよ」
・・・。
正直、この時は先輩が嘘をついていると思いました。
きっと練習の仕方が悪いんだとか、必要以上に暴飲暴食しているんだとか・・。だって、ランニングをして痩せないなんて信じられないじゃないですか！？一番痩せそうな運動なのに！
しかし、この時の自分はまだ知りませんでした。先輩は何一つ嘘はついていなかったこと。そして紛れもない真実を述べていたことを・・・。
ランニングだけではやっぱり痩せない
今回はしつこくこの点を訴えていきたいと思います。
その理由を以下に列記します。
１、ランニングの消費カロリーは意外と少ない。
２、ランニングをした日は、「自分は運動しているから」と余計に食べてしまう。
３、週2～3回の練習だと、走っていない日も余計に食べてしまう。
１、ランニングの商品カロリーは意外と少ない。
私が日々のランニング記録用に使用しているランタスティックアプリによると、5kmを走った時の消費カロリーは300kcal程度。ちなみに、安くて満足感たっぷりでおなじみの市販のピーナッツクリームコッペパンですが、一個で500kcalを軽く超えます。朝5km走って300kcal消費しても、朝食にピーナッツクリームコッペパンなんぞを食べた日には200kcal以上のおつりを頂く計算になります。糖分が入った缶コーヒーなんかをオマケしてしまった日には目も当てられません。どんどん”私腹を肥やす”計算になります。
しかし、最初のうちはこれになかなか気付かない。
朝走って気分よく帰ってくると、良い具合にお腹が空いている。
なんと健康的な生活を送っているんだ！などとテンションが上がってしまったらひとたまりもありません。思わずピーナッツクリームコッペパンと缶コーヒーを胃袋に押しこめ、ご丁寧にクッキーでも咥えながら窓際に移動します。
腰に手を当て、窓から差し込む日差しに、今日という充実した一日が始まったことに感謝の言葉でも述べることでしょう。
その間にも摂取カロリーは自身の身体を痩身からまた一つ遠ざけていることを知る由もないままに・・。
２、ランニングをした日は、「自分は運動しているから」と余計に食べてしまう
健康だとお腹が空く、のか運動したからお腹が空くのか、はわかりませんが、走っていると食欲も増すようになります。
しかし、これがいけないのです。
さきほどのコッペパンの例もそうですがランニングをしているからといって強気になってはいけません。
ダイエットしたいと思っている方は、ランニングを始めたときには是非謙虚な気持ちで「自分はまだまだランニングしかしていないんだ。摂取カロリーを好き放題摂るなんて、月1000km走るエリートランナーのすること。真似をするには10年早い！」くらいのことを頭に入れ、食事量を増やすことなど絶対にしてはいけないのです。
３、週2～3回の練習だと、走っていない日も余計に食べてしまう。
２、とも関連しますが、週2～3回の練習、というペースが自分を無駄に強気にしてしまう側面があり、非常に危ういのです。
さきほども言った通り、5kmランニングして消費するカロリーは300kcal程度。
これを週2〜3回行っているだけなのに、週の半分弱は運動しているため、あたかも自分が日常的に継続してストイックに身体を鍛え上げているアスリートであるかのような錯覚に陥ってしまうのです。
特に5kmランニングはk/5分ペースで所要時間25分。よく言われる、30分以上継続して走ることによって燃焼効果が高まる、というレベルに至っていないまま運動を終えていることを忘れてはいけません。
週2~3回走っていて痩せるはずなのに痩せない・・。自分が期待した結果がでないと人間は、どうしてもモチベーションを維持することが難しくなります。
結局はランニングでのダイエット効果が実感できず、新年の「今年こそは痩せる」といった抱負も忘却の彼方に消え、勢い勇んで買ったランニンググッズ一式が押入れの奥にしまわれて、日の目を見なくなる、、といった結果をもたらしてしまうのです。
まとめ
このことを肝に銘じて、やはり避けては通れない「食事制限」と組み合わせて実行するのが一番の近道だと思います。基本は食事の仕方を変え、あくまでもランニングは脂肪を燃えやすくするカラダづくりのサポートとして、、くらいに考えたほうが良いかもしれませんね。実際自分も週2〜3回の5kmランを続けていた昨年冬は一切痩せることなく、夏になって走らなくなり、ただ単に食事量だけが増え、お腹周りになかなかの貫禄がついてきたことにハタと気が付いたのでした。そこからレコダイエットで1日の食事内容を見える化し、3ヶ月で5kgの減量に成功。
その後はストイックな食事制限はしておりませんが日々のランニングと組み合わせて賢く食べる方法を実践し、現在も全く無理なく体重をキープしています。（毎日の晩酌ビールと食後のアイスは欠かせません）
上記はあくまでも自身の経験に基づくダイエット法であり、必ず誰でも効果が出るものとは言えません。
ただ、同じようにランニングを通してのダイエットを決意し、一歩踏み出したアナタが、自分と同じような過ちを繰り返さないで欲しい。。その思いで今回の記事をまとめた次第です。
詳しいレコダイエットの方法や食事の仕方についてはまた改めてまとめたいと思います。
でわでわ。