先週土曜日は、先日のグンマードライブのリベンジとばかりに秩父にイチゴ狩りに行ってきました。
会社の上司のススメもあり、富田農園さんに行くとに。
朝早く行ったほうがいいよ〜と教えてもらったため、6時に起きて平均ペース4分8秒ほとの5km朝ランを経て(本日のランブログ要素はこれにて終了です。。)、家族を起こします。
いつもはゆっくりスタートな小江戸ランナー一家が、この日は9時に家を出るという奇跡が起きます。関越を快調に飛ばして10時半には現地着。早速イチゴ狩り開始です。
上司オススメの通り、種類も豊富で、時間制限にも寛容な様子。時期にもよるかもしれませんが、この日は「特に時間計ってないので十二分に楽しんでってくださいねー!」と言われました。
また、高設栽培のハウスもあるため、(この日は3箇所のハウスのうち2箇所が高設)ベビーカーを押しながらの子供連れやお年寄りにも安心です。さすがに地面の凹凸はあるので、ベビーカー押すのはスムーズではありませんが。。
結局3箇所のハウス全て回って、時間も30分以上、お腹いっぱいで十分に楽しめました。
その後お昼どきになったものの、すぐにはごはん食べられないよね、ということで腹ごなしへ。こちらも上司オススメのミューズパークへ。富田農園からは車で15分ほどの距離です。
ミューズパークの展望滑り台に長男大コーフン!
この日は、東京では桜が満開で、各所で花見が行われていたようですが、秩父はまだまだの様子。満開の時期には、山頂付近のミューズパークまでの道のりが桜のアーチになって見応えがありそうでした。(数は多くなかったですが。)
怖がりの長男が楽しめるか心配がありましたが、頂上付近に位置する、展望滑り台にチャレンジ。ママと一緒だったからか、今回は怖がることなく何度も挑戦していました。
成長したなあ。涙。。
ミューズパーク内を走るSLもあり、長男は乗りたがっていましたが駐車場から離れてしまうと戻るのが大変そうだったのと、いい感じにお腹が空いてきたので、今回は断念。
悠久の時が流れる秩父の銘店、パリ―食堂
ランチは、有形文化財の雰囲気ある外観のパリー食堂へ。
このテのお店って外観が古いけど中はそれなりに綺麗にしてあって、観光客が喜びそうな感じに仕立てあげられたりして、雰囲気はあるけど味はイマイチといったパターンが多いものですが、此処は一切そういったことがありません!
想像のナナメ上行く店内の雰囲気ですので、心して入ってください。
薄暗い店内は小説か映画の世界に迷い込んだかのよう
クルマを止める場所がわからなかったので、先に自分だけ入ってみると、「いらっしゃいませ」の声もなく、この場所で何時間飲んでるかわからない先客一名と、中年夫婦が一組がおり、それぞれこちらに一瞥をくれる限り。
店内はひっそりと静まり返っていて、およそ活気というものがなく、店員らしき人は見当たりません。
その後、一瞬奥の小窓で人影が見えたかと思うとアゴに白いヒゲをたくわえ、仙人を思わせる出で立ちの主人がぬっと姿を現します。
駐車場の位置を教えてもらって、家族には、「覚悟して入るように」、とだけ伝えます。
店内に入ると奥の席に通され、メニューに目を通します。ネットで調べた時から、オムライスとカツカレー、ラーメンは絶対に注文しようと思っていたので、あとは餃子を追加して料理が運ばれてくるのを待ちます。
店内は本当に静かで、古めかしい装飾や、年季の入った備品の中で異彩を放つ、比較的新しい液晶テレビから聞こえる野球中継の音が聞こえるのみ。次男がスヤスヤ寝てくれていてよかった。
先客の酩酊した老人からは「すぐ出るからよ。すまんね」と訳もなく謝られ、苦笑を返します。
ようやく料理が運ばれてくる頃には、すでに客はうちの家族だけに。店主も他の客がおらず、余裕があったのか、長男には水を、我々大人には緑茶を出し分ける高等接客術を披露。取り分け用の小皿とスプーンも用意していただけました。
一口食べて、直感的に店全体のクオリティがわかるうまさ
肝心の料理はというと、はっきり言って一口食べて完全ノックダウン、自分の中のどストライクなクオリティでした。
昔ながらのというか、昭和ノスタルジーというか、すごく凝っているわけではないけれど、基本を抑えて丁寧に作っている素朴な一品たち。
ラーメンはあっさり目の、今となっては特徴があるスープとも言えないけれど、でも懐かしい味わいで何べんもスープをすすりたくなる。
オムライスは、薄い卵の皮に包まれたチキンライスがいい具合に脂がしみていて香ばしく、パンチが効いています。上品さのカケラもありませんが無骨な味わい。手作り感あるポテトサラダやバナナ、イチゴ、メロンといった嬉しい付け合せと一体となって、見た目も楽しい一皿に。
カツカレーは、大きめに切られたタマネギがゴロゴロ入っていて食感が嬉しい。ルーはコクがあってご飯がススむススむ。そんなルーとご飯の間に鎮座するは分厚いカツ。ジューシーで食べ応えがあって大満足なランチとなりました。
お手洗いが古めかしいっていうより古かったり、ストーブはあるけど遠すぎて隙間風が寒すぎたり、お世辞にも綺麗とは言えない店内ではあったものの、無口だが気の利いた店主と美味しい料理を求めて、たくさんのファンがいてこそこれだけ永い間続いてきたお店なんだな、ということがひしひしと伝わったパリー食堂初体験となりました。またぜひ来たい!
さて、そんな嬉しいランチを経て今回やたらアグレッシブ胃袋な奥さん。
食後、秩父の商店街をプラプラしながら、すぐにカフェでお茶したいと言い始めます。散歩がてら、良さげな雰囲気のカフェへ。商店街から少し離れますが、芝桜で有名な羊山公園公園のふもとにある一軒家カフェの珈琲千茶古(コーヒーチャコと読むらしい)です。
夕方16時頃だったので楽しみにしていたケーキは売り切れ、それじゃあということで頼んだあずきバナナパフェも、手作りソースがなくなったとのことで完売。
手作りソースって何よ!余計食べなくなったじゃない!という心の叫びをグッと我慢し、チョコレートパフェという至極無難な選択に。
珈琲は自家焙煎とのことでしたが、違いがわからない我々夫婦は特に味わうことともなく飲み干してしまいました。
中庭の手入れが行き届いていて、店内から四季折々の風景が楽しめそう。二階はイベントスペースになっていたり、雑誌にも掲載されていたりと、なかなか魅力的なお店のようです。
次回はぜひバナナ&あずきパフェ頼みたいなー。あたりもだんだん暗くなり、駐車場に戻る途中、怪しげな石像をパチリ。
行きに気になっていた和菓子屋さんで、全種類一個ずつお持ち帰りで購入。コチラは家に帰ってから食べましたが、いなりもおはぎも巻き寿司も饅頭も全てうまし!でした。
そんなこんなでココロもお腹も大満足の一日を過ごし、ようやく帰路に着いたのでした。帰りは下道でしたが全く持ってスムーズ。山道を快調に飛ばすことができました。例のごとく子供達はスヤスヤで、4月以降の次男の保活について作戦会議をし、夫婦の結託を高める道中と相成りましたとさ。
いやー、秩父アツイッすね〜。御花畑駅近くでみかけたホルモン屋、焼鳥屋などなど気になるお店もたくさんあって、またぜひチャレンジしたいと思いました。あとはやっぱりキャンプ!もはや何ブログがわからなくなっておりますが、マラソンに夢中になりすぎた三十路ランナーの、奥さんの信用を取り戻す過程を描いたエピソードということで。。今回はno indexにしようかな?迷う。でわでわ。